例年になく暑い日が続きます。お元気でいらっしゃいますでしょうか。
自然災害により今も不自由な生活を余儀なくされておられる被災地の皆様、
新型コロナウイルス感染症に罹患されている皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、新型コロナウイルスの感染終息にご尽力されている皆様に心より御礼申し上げます。

緊急事態宣言下での東京五輪開催という異例の事態のなか、私も7月の出張をすべて中止し、連休もステイホーム。
迫りくる第5波の拡大抑制に努めております。
人流が止まったことで大きな打撃を受けられている事業様の奮闘に心より敬意を表します。

ステイホームで止まっていたブログを書く時間ができました。
少しずつ再開するつもりです。今回は、私が心の拠り所として学んでいる旧盛和塾が発行した機関誌第1号の感想を綴ります。
機関紙「盛和塾」第1号が発刊されたのが1992年4月10日とあり29年という歴史の重みを感じます。
塾長講和の創刊号テーマ「志の経営を求めて 物事を始めるということ」となっています。
第二電電立ち上げ時について書かれており、「勢い」と「動機づけ」が大事とあります。
新規事業を立ち上げるにあたり、「そこに集う人たちの心の中に『よしやろう』という燃え上がるものを植え付けることです。
そして、そこに馳せ参じた人が心底信じられる、納得できる動機づけもしくは意義づけがいります。
それは、集まった人たちだけでなく、ほかの人たちまで納得できる普遍性があればなおいい。
現実に大した事業でなくても、もっともらしい動機はだれでもつけられるし、それを一生懸命考える。
しかも、それをなるべく高い意義まで高めていくことです。
例えば、飯が食えないから、会社を首になったから『うどん屋』を始めるという場合でも、
なぜ、今日から夜鳴きうどんをするのか、格調高く歌い上げる。
それは敗戦者がしかたなしにやるのではなく、自身をエンカレッジし励ますために、希望に燃えて、
未来に向かった今スタートするというふうに、奥さんや家族、友人にもそう思わしめるために格調高い動機づけ、意義づけをするべきなんです」

これは、のちに「経営の原点12カ条」の第1条「事業の目的、意義を明確にする」に繋がっていくのだと思いました。
弊社にはこの点がまだ足りていません。
昨年2名を雇用し失敗した原因の一つは、「勢い」だけはあったつもりでしたが、格調高い「動機づけ」なかったために、
せっかく集まってくれた人たちに心底信じてもらえなかったのだと思いました。
弊社のメイン事業であるブランディングは、デザインやカラーなどだけではなく、企業の事業戦略と密接に関わっていること、
今というかつてない社会経済環境の変化の中だからこそ必要であることを、もっと自信をもって、わかりやすく、何度も、何年も、
謳いあげて行きます。

皆様におかれましては、くれぐれもご自愛ください。