今週は、某政党の総裁選挙すごかったですね。
私には全く予想がつかないオセロゲームのような結果でした。

さて今週も連休がありながらも、コンサルティング、研修講師、経営相談窓口と慌ただしく過ごしました。
特に経営相談窓口は、予約と電話応対で息つく暇もなく、毎回ヘトヘトです。
たまに「内職できて良いでしょう」などと言われますが汗、そんな暇はありません。。

その経営相談窓口で、肌感覚ですが4割ほどを占めるのが助成金・補助金のご相談です。
この助成金・補助金、じつは無数にあり全てを理解するのは至難の業です。
私ですら完全には頭に入っていないので、ご相談者が迷路に入り込んでしまうのは当然のことなのです。

ただ、次の3つのことだけは理解しておいてほしいと思います。

1.タイミング
よく、たとえば「来月の展示会に出展するので何か助成金はありませんか?」という問い合わせがあります。
助成金・補助金は、「申請」⇒「採択」⇒「交付決定」という手順を踏む必要があり、
「交付決定」後に発注、事業期間内に支払いを済ませたものに対して助成・補助されます。
ですので、最低でも半年後くらいに計画されているものでなければ対象となりえません。
たまに「4~5年前にエアコンを買ったんだけど、誰かから助成金があると聞いたので電話しました」
という笑い話のようなご相談もあります。支払い済みの設備などに対する助成金・補助金は現在ありません!

2.目的と要件
助成金・補助金には、必ず「目的」と「申請要件」があります。
ここに合致しないと、いくら無理やり申請して、神様にお祈りしても採択されません。
とても大事なところです。

3.申請者の当事者意識
最近は助成金・補助金専門業者がいて「丸投げOK」の会社があります。
しかも、募集要項に禁止が明示されている代行申請を平気で行い、申請者も悪いことと思っていない場合が多いです。
この点が、国や自治体で非常に問題となっていて、審査が厳格化されています。
最近は「丸投げ」が推定されると採択されませんし、ブラックリストに載る場合があります!

弊社も助成金・補助金の支援をさせていただいています。
よく「採択率はどれくらいですか?」などと聞かれます。
業歴が長いので採択率は数えていません!
今まで不採択になったのは2社で、1社は上述の2.が理由、もう1社は上述の3.が理由です。

でも、助成金・補助金については情報の非対称性があるのは確かですね。