今年は大変な猛暑となりそうですね。
体調管理はもちろんのこと、心の管理も大切になると思います。
ストレスを極小にできるように平常心を心掛けたいと思います。
稲盛和夫さんの教えに「六つの精進」というものがあります。
このうちの一つに「感性的な悩みをしない」という言葉があります。
これは、仕事や生活をしていると失敗や苛立つこともあるけれど、
考えても仕方のないことに心を捕らわれず、
理性で考え、早く気持ちを切り替えることを意味します。
暑さで失敗することも苛立つことも多くなると思いますので
その時は、この言葉を思い出してくださいね。

さて今週は「価格」の決め方について深く考える機会がありました。
価格は主に次の3つに分類されます。

①原価+利益=価格
②お客様が求める価格=原価+利益
③お客様が喜んで買う価格=原価+利益

①は、経済が成長している時や新しい技術を使った商品などで、
原価を積み上げ、企業が欲しい利益を乗せれば価格として成立します。
電気自動車が高くても売れるのは未だ新しい技術だからでしょう。
②は、競争が激しくなると、①のような価格設定ができなくなり、
競合と比較しながらお客様が求める価格です。
この場合は、他社との競争の中で、いかにコストダウンするかが競争力となります。
③は、高付加価値の商品・サービスであれば、お客様が喜んで買ってくださる価格から
原価を差し引くと企業が利益を得るという構造です。
身近なところで言えばスターバックスのコーヒーが「ちょっと高いな」と思っても
買ってしまうのは、高くても買ってしまうファンをスタバが作り続けたからでしょう。

これから企業が生き残っていくためには、いかに③の価格設定ができるような
商品・サービスを作るか、というわけですね。
いうのは簡単ですが、創るのは大変です。
でも事業は思うことから始まりますので、まずは思い、実行に移したいですね。