今週は寒の戻りと菜種梅雨が心身に堪えましたね。
体調を崩されませんでしたか?

私は先週の体調不良に加え、
少々懸案だった体調変化の検査結果が問題ないとわかりホッとしました。
どちらも手術とリハビリや、寒さによるストレスがもたらしたものでしょうとのこと。
暑さ寒さも彼岸までと言いますので、もう少し待てば本格的な春が到来するのでしょうね。
その日を楽しみにしています。

さて今週は、私が受けた変形股関節置換術について書きます。
今回の手術のことをSNSで発信したところ、何人かの方から「私も手術を検討しています」とか
「整体師からこのままだと股関節が悪化しますよ」と言われたなどのご感想をいただきました。

私も手術前にインターネットで検索したものの、なかなか正確な情報が出てきませんでした。
入院直前に見た、ある芸能人の股関節手術を放映したテレビ番組も、今から思えばあり得ない内容が多いことがわかります。
以下は、あくまでも手術を経験した個人の感想ですが、股関節に悩む皆様の参考になれば幸いです。

■病院の選び方
手術の実績、立地、術後のリハビリ体制があるかないかが重要です。
手術には前方アプローチと後方アプローチの2種類がありますので、前方アプローチを手術できる病院をお勧めします。
難易度が高くない一般的な手術であるため大病院である必要はありません。
長く入院でき、術後のケアが十分な病院をお勧めします。
最初の1~2週間は少々高くなっても個室に入れると良いでしょう。

■入院前の準備について
基本的に病院の指示に従ってください。一般的な衛生用品は病院で用意してくれる場合が多く経済的です。
ウエットティッシュは含まれないことがあるため準備が必要です。
このほか準備して良かったものは、A4サイズが入る大きさのトートバッグや紙袋、それらを下げるS字フック、
置き鏡と使い慣れた化粧品、気持ちが上がるシャンプー・トリートメントです。
私は仕事道具を持ち込みましたが、病院で集中できる時間がとりにくく予定より捗りませんでした。
あればよかったと思ったのは「ももひき」(笑)冬でしたので脚が冷えました。

■手術当日
病院の指示に従います。もうまな板の上の鯉です。
開始時間が予定より遅れることがありますが、心を鎮めて待ちましょう。

■術後
手術当日は、身体に3本の管が刺さっていますので自分の意思では何もできません。
痛み止めが強すぎて夜中に3回吐きましたので、痛み止めの量を調整してもらいました。
手術翌日も、自分では何もできません。トイレに自分で行けないため怖くて食事が喉を通りませんでした。
この日にリハビリ担当の理学療法士さんが来てくれたのですが、いきなり立たされました汗
手術翌々日に3本の管が外されましたが、この日が最も辛かったです。
この日から本格的なリハビリ開始。車椅子だとトイレのたびに看護師さんを呼ばなければならない罪悪感から
この翌日(3日目)に歩行器を使えるようにがんばりました。6日目には杖を使って歩けるようになりました。

■退院後
退院直後からしっかり仕事の予定があったため、仕事の合間を縫ってリハビリを重ねました。
しかし、リハビリにある程度の安静も必要なため、自分のイメージ通りに回復しませんでした。
杖なしで歩けるようになったのは術後6週間ほど経過した時で、
現在(術後10週間)は、安定して歩け、信号が変わりそうになると小走りくらいはできるようになりました。

■現時点の感想
・前方アプローチの手術実績があり、リハビリ体制がある病院が自宅近くにあったことが幸運だった。
・手術が確実に行われることはもちろん、術後のリハビリ担当(理学療法士)の知識・技術が術後の回復に大きく影響する。
※私の場合は、非常に優秀な理学療法士と巡り合えたことが幸運だった。
・20代あるいはスポーツ選手ではなければ、入院に1か月、退院後は仕事をセーブしながら2か月くらいの余裕を見ることが必要。
※インターネット情報だと「個人差がある」とだけ書かれていて具体的なイメージがわかない

以上、ご参考になれば幸いです。