大雪により被害に遭われている皆様には心よりお見舞い申し上げます。
今週、人工股関節置換術の手術から6週間が経過し、杖を持たずに歩くことができました。
じつは直前まで、なかなか進まない回復に悶々としており、リハビリの先生に悩みを打ち明けていました。
そこで先生から「櫻田さんはもう歩けますよ。歩けないと思っているから歩けないんです。クララと同じです」と
言われました。
クララというのは1974年に放送された「アルプスの少女ハイジ」に登場する車いすの少女で、ハイジの親友です。
このアニメーションのスタッフに、後にアニメ監督として世界的に有名になった宮崎駿氏がいたことでも有名です。
私は当時、5歳年上の姉のカレシの影響で「宇宙戦艦ヤマト」を見ていたためハイジのストーリーはよく覚えていませんでした。
どちらも名作ですね。
そこでYouTubeで確認すると、ずっと自分は立てないと思っていたクララが、牛が怖くて立つことができたという内容です。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm17064363
それで翌日、試しに杖を持たずに出かけてみたところ、こわごわではありますが何とか歩くことができました。
そのことを今日、リハビリの先生に伝えたところ、「櫻田さんにはもう歩けるだけの筋肉ができているので、
あとは本人の意志だけだったんですよ」とのこと。早く言ってくださいな(笑)
担当の理学療法士の先生によると、患者さんには2つのタイプがあって、
全く指導を聞かないタイプと、指導を忠実に守るタイプがいるとのこと。
全く指導を聞かないで勝手に歩き始める人の方が回復が早い場合もあるのだそうです。
もちろん転倒して、最悪の場合は骨折して再入院する人もいるそうですが。
私の場合は後者で、理学療法士の言うことを真面目に聞きすぎている面があるとのことでした。
回復したければプロの言うとおりにするのが普通のことだと思っていたので、
逆の場合もあるとは思いませんでした。。
よく「火事場の馬鹿力」と言いますが、絶体絶命の局面になると意外な力が発揮されるのと同じで、
私の場合も「そろそろ杖なしで歩けないと困るんです!」とリハビリの先生に訴えたことで
急転直下歩けるようになったのかもしれません。
それでもまだ正常な歩行になるため修正すべき箇所がいくつかあるため、もうしばらく先生のお世話になる予定です。
私は仕事柄、普段は経営者の経営の悩みに助言を差し上げる立場ですが、
今回の手術を通して、逆の立場で様々なことを学ばせていただきました。
いつか文章にまとめてみたいと思います。