冷たい雨がそぼ降る土曜日です。
今週は、少し遅い夏休みをいただき韓国の釜山へ旅行してきました。

韓国旅行は昨年に続き2回目です。
プライベートで年に1回、海外旅行に行けるようになって10年くらいでしょうか。
コロナ前はヨーロッパや中東などにも行きましたが、
昨今は円安のため、欧米を諦めてアジアを旅先とするようになりました。
行先はいつも夫に任せていて、私はついていくだけです。

今回の釜山の旅では、インスタ映えで有名な甘川文化村や松島のロープウェイだけでなく、
新羅の首都であった慶州へも赴き、韓国の歴史を振り返ることができました。
甘川文化村では韓国の伝統衣装である韓服(ハンボク)を着せていただきました。

周囲を見渡すと観光客は男性よりも女性が多いような印象でしたが、
調べてみると以下の通りです。

韓国文化観光研究院が韓国観光業の10年間の変化と推移を分析した資料によると、
訪韓外国人観光客数は2009年の782万人から2018年は1,535万人と96%増加した。
2018年の外国人観光客の出身国・地域をみると、中国が479万人で全体の31.2%を占めトップ。
2位は日本(259万人、19.2%)、3位は台湾(112万人、7.3%)、4位は米国(97万人、6.3%)、5位は香港(68万人、4.5%)の順だった。
2009年と比べると、2位だった中国が1位に、4位だった台湾が3位に、6位だった香港が5位にそれぞれ上昇した。
上位3位の中国、日本、台湾の観光客のうち若年層の女性の増加が著しい。
中国人観光客の場合、2009年は男女の割合が53%対47%だったが2018年は41%対59%と女性が男性を上回った。
20~30代の割合も2009年は43%だったが2018年は57%に上昇した。
日本人観光客も男女の割合が10年間で43%対57%から37%対63%と、女性が占める割合が高まった。
2009年は日本人観光客のうち最も多い年代が50代だったが2018年は20代だった。
台湾からの観光客も男女の割合が40%対60%から33%対67%と女性の割合が拡大した。
(出所:ソウル聯合ニュース 2019.08.22  櫻田にて表現を微修正)

日本の第一次韓流ブームは、2003年に放送されたドラマ「冬のソナタ」が火付け役でした。
私は一度も見たことがありませんが。。
その後、K-POP、スイーツ等の韓国のコンテンツや文化が世界中を魅了したのですね。
コスメやエステも「韓国と言えば○○」という複数のブランディングを形成しました。
現在は第4次韓流ブームとのことです。

そして、韓流が振興した経緯には次のようなことがあるそうです。

1997年のアジア通貨危機によって韓国がIMF危機と呼ばれる国家的経済危機に陥ると、
韓国は経済再建の戦略として文化産業振興を掲げて、1998年に金大中大統領の『文化大統領』宣言に基づき、
1999年、法律的な土台として『文化産業振興基本法』が制定され、
2001年にコンテンツ産業を専門的に支援するための中心的な政府機関となる「韓国文化コンテンツ振興院」が設立され、
文化産業の育成と輸出振興のための助成が行われた。
韓国内各地の大学にも実用音楽科や映像学科、また専門学校も多数設立され、K-POPや韓国ドラマブームの担い手が育つこととなった。
(Wikipediaより)

韓国はIMF危機と言うどん底を経験したからこそ今のブームがあるのですね。

最後に、私が今回の旅で最も気に入ったのは大韓航空のエコノミークラスの機内食でした。
特にサツマイモのサラダが絶品で、日本でも売ってほしいと思うほどです。
韓国の食文化は野菜中心でとてもヘルシーなので、今後の食生活に取り入れたいと思いました。

11月に入り、今年も残り2ヶ月を切りましたね。
悔いが残らないように今年一年を締めくくりたいと思います。