早いもので10月となりました。
10月になると、年末があっという間に迫ってきます。
この9カ月間の振り返りと、来年に向けた準備を急がねばなりませんね。

今週は、助成金の審査業務に多くの時間を費やしていました。
昼間は集中しにくいので夜中に審査することもありました。
最近は審査もオンラインになったので効率的です。

さて、今年は株価や為替の変動が大きかったですね。
政治の世界では日本の首相の交代があり、米国では大統領選が間近に控えています。
また、ここ数年は「地政学」という言葉が浸透し、気候変動による災害も増え
世界は一体どうなっちゃうの?と思われている方もいらっしゃるでしょう。

このような、外部環境をマクロ環境と言います。
マクロ環境を以下の4つの要素に分解する論理的な考え方があります。
1.政治的環境
政治や法規制などが企業に与える影響のことです。
政権交代や法改正などによって業界のルールそのものが変わってしまうこともあり、企業活動に大きな影響を及ぼします。

2.経済的環境
景気や価格変動(インフレやデフレ)、為替などの経済情勢が企業に与える影響のことです。

3.文化的環境
人口動態、消費者意識やライフスタイル、文化や宗教などの変化のことで、企業のマーケティング戦略に影響を与えます。

4.技術的環境
技術革新(イノベーション)や特許、新技術の普及などが企業に与える影響のことです。
最近では次世代通信技術、量子コンパス、生成AIなど目覚ましい発展がありますね。

2024年は、このマクロ環境が大きく変化した(する)1年と言えるのではないでしょうか。
私たちは、このマクロ環境を意識して、変化に備える必要があります。

ところで私たちが住む日本は、上述の1~4の、どの点が今後さらに重要になると思いますか?
政治面では、世界でリーダーシップを取れる状況ではなくなりました。
経済面でも大きく後退していて、劇的なV字回復は見込めないでしょう。
技術面でも、もはや大きく遅れをとっています。
しかし、文化面は世界に負けないレベルが残っているのではないかと思います。
アニメやゲームだけでなく、勤勉さや他者との協調性、独特の倫理観や美意識は、
世界的に高いレベルにあり、より磨きをかけていくことで日本の存在意義は高まるのではないかと思います。

さて来週は、楽しみなイベントが多いので、体調を万全に過ごしたいと思います。