今週は台風の動向が気になる一週間でした。
台風が関東を通過する予報の16日に、私は都内で仕事がありましたので、
前泊しなければならないか、それとも後泊か、あるいは日帰りできるか、
ニュースを見ては予定を二転三転させていました。
結果的に大事を取って後泊をしました。つまり昨日は都内に宿泊しました。
都内に宿泊することで大幅なコスト高となりましたが、
「信用」という目に見えない利益を得ることができたと思います。
また、昨夜ゆっくり休めたことで台風疲れもなく、今日も元気にお仕事できています。

今回の台風の影響により、多くの経営者が様々な判断に迫られたことと思います。
例えば、昨夜は夕食を取ろうと飲食店を探しましたが、多くの飲食店が休業でした。
そのような中でも営業している飲食店もありました。
休業した飲食店は、勤務する店員の安全を考慮して休業されたのだと思います。
営業した飲食店は、台風でも必要とする顧客のために営業されたのだと思います。
どちらが良いとか悪いとかということではありません。
予測できない事態に対して、どう仮説を立て、どう判断するかは経営者の考え方次第だと思います。

台風の進路をどう予測し、どう仮説を立てるかは経営と似ていますね。
日々大きく変わる外部環境をどう予測し、どう仮説を立てるかはまさに経営戦略です。
たとえば、次期総理が誰になるか、次期米大統領が誰になるかで、
経済がどうなるかを予測するのが経営者の仕事ですね。

先の台風の話に戻りますが、東海道新幹線がいち早く運休を決定したのは、
私も驚きましたが、おそらく混乱を避けるためであり、
もはや鉄道会社に混乱に対応できる人手が足りていないということだと感じました。
そのことも、今までの常識を変えなければならない一端なのかもしれません。

お盆が過ぎると年末が一気に間近に迫ってまいります。
地震や台風で振り回された方は気持ちを一旦リセットして、
年末の仕上げに向けてがんばりましょう。