早いもので9月、長月となりまりました。
その名前の通り、日の出が遅くなり、日が落ちるのが早く感じられます。
さて先日、経営の要諦を学んでいる稲盛和夫さんの文章を読んでいましたら、
以下のような内容がありました。
—-修正して引用、ここから—-
日本の近代史を俯瞰することで次に何をなすべきか浮き彫りになる。
1985年頃に江戸幕府が実権を失い2年後に大政奉還。富国強兵の道を突き進んだ。
1905年に日露戦争の勝利しポーツマス条約調印。軍事大国の道を歩み続けた。
1945年に敗戦し、日本は廃墟と焦土と化した。重大な反省に立ち復興に励んだ。
1985年に経済成長のピークを迎えプラザ合意があった。その後バブル崩壊。
2025年に国の財政が更に悪化、少子高齢化が更に進む。亡国の事態になりかねない。
—-ここまで—-
2011年の講話のものですから12年前です。
コロナ禍と物価高、予想もしなかった事態がまさにいま起きているという気がします。
2040年には高齢化のピークを迎え、人手不足がさらに加速し、社会保障費が増額する等が言われます。
そのためにロボットやAIを活用して生産性を高めることは言うまでもありませんね。
外国人の労働者も、これだけ円安になると日本で働いてもらうことは難しいかもしれません。
そうするとどんなことが重要になるでしょうか。
突き詰めると、いま働いている人に長く働いてもらう経営をすること、なのかもしれません。
私たちの世代は、若い人たちのために、できるだけ健康で長く働くよう努力することでしょうか。
今月はデスクワークの多い月となりそうです。
まだまだ暑い日が続きますので、体調を崩されませぬよう、お気をつけてください。