先週は、研修合宿だった旭川から東京に戻り、
その足で那覇へ出張でした。
どれくらいの走行距離かな?と思い調べたら、旭川と那覇の距離は約3200キロでした。
1週間でおよそ6400キロを移動したことになります。
タフな私ですが、さすがに疲労が取れず昨日は1日ダウンしていました。。
少し愚痴になりますが、金曜日の夕方に相談に来て(あるいはメール相談)、
月曜日までに返事がほしい、ということが往々にしてあります。
必要があれば土日に関係なく仕事するのが私たちの仕事ではありますが、
土日に対応することが前提の依頼がわりとありまして、少々閉口します。
会社員が上司から、帰り際に仕事を渡されて「明日まで」と言われるのと同じですね(笑)
さて、旭川の三浦綾子さんの記念館で購入した「塩狩峠」を読了しました。
純文学というものを久しぶりに読み、すがすがしい気持ちになりました。
とても素晴らしい内容でした。
大正生まれで、大病を経験し、戦争を経験した三浦綾子さんでなけれぱ書けない内容でしょう。
私はこの作品の中で最も印象に残ったのは、ふじ子さんという、主人公と婚約をする
足の悪い女性のことを、その兄が、妹のことを不憫に思うのですが、その一方で、
ふじ子さんの存在を通して「バカにしていじめる人」と「思いやりを持つ人」に分かれることに
気づいたことです。
ふじ子さんの足が悪くなければ、人はそのように変わることに気づかなかったこと、
したがって、ふじ子さんがいて自分は成長できたと感じたこと、などです。
自分に起きた不幸を、どのように捉えるかにより人生の意味は変わるのだと思いました。
今週は、また週末に、これはプライベートなのですが宮古島へ行きます。
忙しいのになんでまたプライベートで遠出するのかと言えば、たまたま重なったというわけです。
体調を崩すギリギリのところで働いていますが、決して不幸せなことではなく幸運なことで、
このような時こそ周囲の私を気遣う思いやりに触れることができます。
ふじ子さんのお兄さんのように、自分が大変だなあと感じている時ほど、
思いやりのある人かそうでないかが、よくわかると思う今日この頃です。
皆様も、体調管理にお気をつけてください。